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2024.08.19

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アスベスト事前調査の重要性

アスベストは、かつて建築材料として広く使用されていましたが、その健康リスクが明らかになるにつれて、使用が禁止されました。しかし、古い建物にはまだアスベストが含まれていることが多く、適切な対策が必要です。この記事では、京都でのアスベスト事前調査、除去、封じ込め工事について詳しく解説します。

アスベストとは?

アスベストは、耐熱性や耐久性に優れた鉱物繊維で、建築材料や断熱材として使用されていました。しかし、アスベストの繊維を吸い込むと、肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こすことが知られています。

アスベストには主に6種類があり、それぞれ特徴や危険度が異なります。

クリソタイル(白石綿):最も一般的なアスベストで、柔軟性と耐熱性に優れていますが、発がん性があります。

アモサイト(茶石綿):耐熱性と耐酸性に優れていますが、非常に細かい繊維が肺に深く入り込みやす                        く、発がんリスクが高いです。

クロシドライト(青石綿):耐熱性と化学的安定性が高いですが、発がん性が最も高いアスベストの一種です。

アンソフィライト:耐熱性や絶縁性に優れていますが、繊維が短く曲がりやすいため、あまり実用化されていません。

トレモライト:断熱材や耐火材料に使用されてきましたが、発がん性が高いとされています。

アクチノライト:強度が高く耐熱性にも優れていますが、実用化はされておらず、自然界に存在する繊維を吸い込むことで健康被害が生じる可能性があります。

これらのアスベストは、建築材料や自動車のブレーキライニングなどに広く使用されてきましたが、健康被害が明らかになり、現在では多くの国で使用が禁止されています。

アスベスト事前調査の重要性

アスベストが含まれている可能性のある建物を改修や解体する際には、事前にアスベスト調査を行うことが法律で義務付けられています。事前調査を行うことで、アスベストの存在を確認し、適切な対策を講じることができます。

調査の流れ

  1. 現地調査: 専門家が建物を訪れ、アスベストの可能性がある箇所を確認します。
  2. サンプリング: 必要に応じて、アスベストのサンプルを採取し、分析します。
  3. 報告書作成: 調査結果を基に、アスベストの有無やその量を報告書にまとめます。

不動産相続のポイント

不動産相続には、相続税の計算や遺産分割の方法、相続登記の手続きなど、多くの手続きが必要です。特にアスベストが含まれている可能性がある建物を相続する場合、事前調査を行い、適切な対策を講じることが重要です。

築年数とアスベストの関係

アスベストの使用は2006年に全面的に禁止されましたが、それ以前に建てられた建物にはアスベストが含まれている可能性があります。特に、築25年以上の物件はアスベストのリスクが高いとされています

リスクの高い年代

  • 1970年代から1980年代:この時期に建てられた建物は、アスベストが広く使用されていたため、特に注意が必要です。
  • 1990年代:一部の建材にはまだアスベストが含まれている可能性があります。

京都のアスベスト補助金

京都市では、アスベストによる健康被害を防止するため、アスベストの含有調査や除去工事に対して補助金を交付しています3

補助内容

  • 含有調査:補助率100%、上限25万円
  • 除去等工事:補助率3分の2、上限100万円

補助対象者の要件

  • 補助対象建築物の所有者であること
  • 補助対象建築物が京都市内にあること
  • 継続して使用する予定の建築物であること(解体予定の建築物は対象外)
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